先週、株式会社あしたのチームが主宰する「あしたの働き方改革シンポジウム2017」に参加してきました。いろいろと想定していたことを再確認できたり、改めて学ぶことがあったので、備忘録も兼ねて書きたいと思います。

「働き方改革」は、メディアで毎日のように目にするキーワードで、世間の注目度はとても高いですよね。

安倍政権の政策(アベノミクス)にも大きな影響を与える重要な取り組みとして、総理直下で「働き方改革実現会議」も行われています。ところが、残業時間の削減や賃上げを強制的に行うイメージだけが先行してしまっているように感じます。

本当の「働き方改革」ってなんだっけ?何をしていけばいいんだっけ?という疑問がわいたり、やるべきことが不明瞭なまま進んでしまっている現場も多いのではないでしょうか。

私自身も漠然とした課題感はあるものの、具体的に何をやると効果的なのかは、事例をもとに学びたいと思っていました。

Housmartは、スタートアップ企業なのでまだ働き方は確立されていませんから、「働き方改革」というよりは「働き方デザイン」です。最初が肝心なので、今起きている問題をしっかりと把握しておきたいという思いもありました。

高まるコーポレート部署の存在価値

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政策における働き方改革は従業員の目線に立つと、労働時間などこれまでとは比べ物にならないほど法律的に守られる社会が作られていきます。これは本当に素晴らしいことだと思います!

一方で、少し言葉は辛辣になりますが、企業側は何も対策を打たないと、どんどん首が絞まっていく構図になっています。

労働人口の減少によって人材争奪戦は激化しており、転職で年収アップが望める時代になってきたそうです。(もちろん実力ありきなのでしょうが、、、)

働き方改革を行わず、厳しいだけの労働環境を強いれば、優秀な人からやめる会社になってしまいます。さらに、そういった環境や待遇が、悪ければ優秀な人が採用できなくなってしまいます。

もはや、ワーク・ライフ・バランスを取れる体制づくりは当たり前のようです。

労働人口減少の中で、優秀な人材に参画、定着してもらうには、ライフステージの変化に伴う産休や育休など物理的に制限を強いられる女性が働きやすい環境をつくること、男性社員が育児参加をしやすい環境をつくり、双方を支援して行かなければなりません。

これだけではもちろんありませんが、働き方に対する考え方が、大きく変わる時代に突入したという背景からも、これまで以上に採用や環境整備を担当するコーポレート部署の働きが重要になる時代になったのだなと強く感じました。

働き方改革とは、いい会社を創ること

シンポジウムでは、下記の方々をゲストに招いたパネルディスカッションが行われました。20464876_1595380500536545_31557783_o

  • 元榮 太一郎 氏(弁護士ドットコム株式会社 代表取締役会長)
  • 小室 淑恵 氏(株式会社ワーク ・ライフバランス 代表取締役社長)
  • 島田 慎二 氏(株式会社千葉ジェッツふなばし 代表取締役社長)
  • 高橋 ゆき 氏(株式会社ベアーズ 取締役副社長)

成長著しい企業の経営者が語る現場の働き方改革は、とても勉強になる内容でした。

働き方改革とは、、、

いい会社を創ることであって、単に残業時間を減らすことや給料を上げることではない__。

と、どの経営者の方も口を揃えておっしゃってました。

特に、具体的な話として、千葉ジェッツの島田社長の働き方改革は、参考になりました。

スポーツチームの運営会社ということもあり、その仕事が好きな人が多い。だから、無駄口も増えるし、生産性を上げるという意識が薄れる。結果として、パフォーマンスが下がり、業績も上がらなくなる。そんな悪循環があったそうです。

会社の目指すべき方向性を明確にし、個人の目標レベルまでしっかりと落とし、徹底的に改革に取り組んだとおっしゃっていました。

その中で、単純に働く時間を減らすように話をすると、手取りが減るからポジティブではない。だから、減らした分の手取りは、基本給として増額したそうです。

確かに、もらえる額が変わらず、働く時間が短くなるなら、死に物狂いで改善しようという気持ちになりますよね。

経営者が意思決定しなければできない施策ではありますが、日本の経営者がみな、本気で取り組めば千葉ジェッツの社員の方々のように生産性を高めることはできるのではないかと感じました。

今回のシンポジウムの主宰であるあしたのチームのサイトにインタビューが載っていたので、こちらをご覧いただくとより具体的な内容をご覧いただけるかと思います。

~株式会社千葉ジェッツふなばし代表取締役 島田慎二さん インタビュー~

そのほかの方々のメッセージも含め、学んだ内容を簡潔にまとめると、

好きだから長時間労働してしまうというのは問題。優先順位をつけること、メリハリをつけること、課題を見つけて仕組み化することが大事。

働き方だけ改革してもダメで、暮らし方、個々人のライフスタイルにどれだけ柔軟に対応できるのかを真剣に考えることから始まる。

経営陣が勇気を持って働き方改革を積極的に進めないと、いい会社は創れない。

です。

経営者が本気で取り組めば、働く時間は短くしても業績は上がるということを学びました。

従業員にとっても試練!!

pexels-photo-288477素晴らしい経営者の方々のお話を伺いながら、ふと、思ったことがありました。

働き方改革が進む会社では、社員はうかうかしていられません!!

業務の密度を上げ、生産性を向上しなければ、本当の意味での働き方改革は実現しないわけですから、企業側としては評価の考え方をより成果主義に変えていく必要があるのです。

1時間あたりでどれだけの成果が出せるのか?これまで以上に問わなければなりません。

それくらい徹底して、社員一人ひとりが生産性をあげることにコミットしなければ労働時間を短くしながら、企業として成長を続けることは難しいからです。

ワーク・ライフバランス社の小室社長は、働き方改革を行った会社は全て、業績が伸びたとおっしゃっていました。徹底して、業務の見直しを図り、生産性を向上させることができれば、業績が伸ばせるという実証は心強いですね。

実際に、コンサルティングをされた会社の多くで起きている問題は、社員の仕事の進め方にあったそうです。

もっとも効果的で、必ず実践されているのが、朝その日やるべきことを明確にし、1時間ごとでスケジュールを切り、夜にそれを振り返るという習慣をつけること。これは「やるべき仕事」よりも「やりやすい仕事」をすることで、生産効率が悪くなってしまっていることが、日々の仕事の中で起きていることが明確になるそうです。

業務の優先順位を正しくつけられている人にはあまり関係ないことでもありますが、こうした地道な業務の見直しがとても大事だと学びました。

働き方改革を実行し、いい会社となると優秀な人材が集まります。会社としては良いことづくめ!

やるべきことを明確にし、成果をあげることができる社員は、時間や場所の自由を手にできます。社員にとっても良いことづくめ!

会社と社員が一体となって、いい会社を創るべく本気で生産性をあげようとできれば、日本の社会ももっと良くなるし、世界と戦えるのかもしれないと感じた1日でした。

最後だけ、ちょっとスケールの大きな感想になりました(笑

 

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